
・Bメロの作り方を教えて!
・Bメロからサビへのつなぎ方も知りたい
・Bメロにおすすめのコード進行は?
このような方向けの記事です。
本記事の内容
- 楽曲におけるBメロの役割
- 【作曲】Bメロの作り方とおすすめコード進行10パターン!
- Bメロ作り上達の方法
■ 楽曲におけるBメロの役割

Bメロとは「Aメロとサビに挟まれたブロック」のことです。
「Aメロからサビへの橋渡し」
「サビへのジャンプ台」
「場面転換」
などの役割があります。
作曲者(作る側)としては、仕掛けやワザを盛り込みやすく、
一番遊べる自由度の高いブロックです。
しかし、作曲初心者にとっては、その自由度の高さから
「Aメロやサビに比べると、方向性を決めにくい」といった問題もあります。
今回は初心者の方に向けた、Bメロの「構想・具体的な作り方」を解説していきます。
■【作曲】Bメロの作り方とおすすめコード進行10パターン!

① Bメロの構想を練る
② コード進行を決める
③ コードチェンジのタイミングを決める
④ メロディの始まり方(歌い出しのタイミング)を決める
⑤ メロディのリズムを決める
⑥ メロディの高さを決める
⑦ メロディを作る
① Bメロの構想
まずはBメロの大まかな構想を練りましょう。
Aメロ・サビに対して、どんなBメロにするか?
・Aメロの勢いそのままのBメロ
・Aメロから落ちるBメロ
・前半は落ちて後半からサビに向かって駆け上がっていくBメロ
・短い一瞬のBメロ
・Bメロなし (「Aメロ→A’メロ→サビ」のようにBメロがない曲もある)
などなど、色々なパターンが考えられます。
大事なのは「Aメロ・サビとの差別化」です。
② コード進行を決める
構想が出来たらコード進行を決めましょう。
コード進行はAメロ・サビと差別化を図るための重要なポイントです。
Bメロの最初のコードを何にするか?
Bメロの最初のコードをAメロ・サビの最初コードと違うものにすれば、それだけで場面が変わった感じがします。
例えば、
・Aメロ、サビそれぞれの最初のコードがCなら、BメロはF始まりにする。(Key=C)
C(Aメロの最初のコード) → F(Bメロの最初のコード) → C(サビの最初のコード)
といった感じです。
これがもし、
C(Aメロの最初のコード) → C(Bメロの最初のコード) → C(サビの最初のコード)
のように全て同じだと、メリハリがなく単調な感じになってしまいます。
他にも、
C(Aメロの最初のコード) → Am(Bメロの最初のコード) → C(サビの最初のコード)
C(Aメロの最初のコード) → Em(Bメロの最初のコード) → C(サビの最初のコード)
C(Aメロの最初のコード) → G(Bメロの最初のコード) → C(サビの最初のコード)
Am(Aメロの最初のコード) → C(Bメロの最初のコード) → Am(サビの最初のコード)
Am(Aメロの最初のコード) → F(Bメロの最初のコード) → C(サビの最初のコード)
F(Aメロの最初のコード) → Am(Bメロの最初のコード) → C(サビの最初のコード)
など色々考えられるので、試してみて下さい。
とにかく「Aメロ・Bメロ・サビ(3ブロック)全て同じコードで始まらない」ということを意識しましょう。
(2ブロック同じはOK)
Bメロの最後のコードを何にするか?
コード進行を決める際、Bメロからサビへどのようにつなぐかも考える必要があります。
つなぎ方には大きく、
・Bメロの最後のコードをGにする (サビにそのまま繋がっていく感じがする)
・Bメロの最後のコードをCにする (サビに行く前に一旦着地した感じがする)
の2つがあります。
Bメロの最後のコードによって、サビ入りの印象が変わってきます。
Bメロにおすすめのコード進行
Bメロにおすすめのコード進行をまとめました。
前半後半に分けて紹介しているので、組み合わせて使って下さい。
・ F-G-Em-Am (Bメロ前半におすすめ) ※王道進行・4536進行
・ Am-F-G-C (Bメロ前半におすすめ) ※小室進行
・ Em-Am-Em-Am (Bメロ前半におすすめ)
・ F-C-F-C (Bメロ前半におすすめ)
・ Am-Em-F-C (Bメロ前半におすすめ)
・ Am-A♭aug-Am7onG-F#m7(♭5) (Bメロ前半におすすめ)
・ Dm-Em-F-G (Bメロ後半におすすめ)
・ F-F#dim-Gsus4-G (Bメロ後半におすすめ)
・ B♭-B♭-Gsus4-G (Bメロ後半におすすめ)
・ F-G-C-C (Bメロ後半におすすめ)
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③ コードチェンジのタイミングを決める
コード進行が決まったら、コードチェンジのタイミングを決めます。
コードチェンジのタイミングには大きく、
- 1小節に一回 |C |G |Am |Em |
- 1小節に二回(2拍に一回) |F G |Am Em |
- 1小節に四回(1拍に一回) |Dm Em F F#dim|
の3つがあります。
・Aメロ、サビが「1小節に一回」の場合は、
Bメロを「1小節に二回(2拍に一回)」にしてみる。
・Bメロの前半はAメロ・サビと同じように「1小節に一回」、
Bメロの後半を「1小節に二回(2拍に一回)」にしてサビに向かって勢いを付ける。
といった感じで、コードチェンジのタイミングでもAメロ・サビとの差別化を図ってみて下さい。
もちろん、Aメロ・Bメロ・サビの全てのタイミングが同じでも構いません。
④ メロディの始まり方(歌い出しのタイミング)を決める
コード進行とコードチェンジのタイミングが決まったら、いよいよメロディ作りです。
メロディもコードと同様、Aメロ・サビに対して変化を付ければ曲全体にメリハリが出ます。
メロディ作りにおける1つ目のポイントは「メロディの始まり方(歌い出しのタイミング)」です。
メロディの始まり方(歌い出しのタイミング)には、
- コードと同時
- コードが始まる前
- コードが始まった後
の3パターンがあります。
[例]
・コードと同時
・コードが始まる前
・コードが始まった後
・Aメロ(同時)、Bメロ(後)、サビ(同時)
・Aメロ(前)、Bメロ(同時)、サビ(前)
・Aメロ(後)、Bメロ(同時)、サビ(同時)
・Aメロ(同時)、Bメロ(前)、サビ(前)
といった感じに、ブロック毎に「メロディの始まり方(歌い出しのタイミング)」を変えると良いです。
⑤ メロディのリズムを決める
メロディ作り2つ目のポイントは「メロディのリズム」です。
メロディのリズムでもAメロ・サビと差別化が図れます。
・Aメロが細かく刻んだメロディ(タタタ)の場合は、Bメロを伸びやかなメロディ(ターー)にしてみる。
・逆にAメロが伸びやかなメロディ(ターー)なら、Bメロを細かく刻んだメロディ(タタタ)にしてみる。
・Bメロの前半はAメロと同じリズム、後半からサビと同じリズムにしてみる。
など試してみて下さい。
⑥ メロディの高さを決める
3つ目のポイントは「メロディの高さ」
Bメロのメロディは「Aメロより高く、サビより低く」が理想です。
作曲を始めたばかり時は「Aメロで最低音が出てきて、サビまたは大サビ(Dメロ)で最高音が出てくる」を意識すると良いです。
⑦ メロディを作る
手順①~⑥を踏まえて、実際にBメロを作ってみましょう。
① Bメロの構想を練る
② コード進行を決める
③ コードチェンジのタイミングを決める
④ メロディの始まり方(歌い出しのタイミング)を決める
⑤ メロディのリズムを決める
⑥ メロディの高さを決める
■ Bメロ作り上達の方法

ここまでBメロの作り方を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
他のブロック(Aメロやサビ等)と同様、
「既存曲を分析して色々なBメロのパターンを知る」→ インプット
「作る」→ アウトプット
を繰り返すことがBメロ作り上達への近道です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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