作曲の始め方 PR

作曲が上達しない人のやるべき事【既存曲をコピーして分析しよう】

作曲してるけど全然上達しない・・・どうしたらいいんだ、、

「もっと良い曲が作りたい!」

このような方向けの記事です。

本記事の内容

  • 作曲が上達しない原因
  • 作曲が上達しない人のやるべき事
  • 「聴く・分析・作る」を習慣にしよう (生活の一部に)

■ 作曲が上達しない原因

作曲をしていて、「なかなか上達しない…」と感じる瞬間は人それぞれだと思います。

例えば、、

毎回同じような曲になってしまう時

既存の曲にメロディーが似てしまう時

スランプなのか、そもそもメロディーが思いつかない(浮かばない)時

Aメロ、サビといった部分ごとには作れるが、一曲にまとめられない

アレンジで各楽器のフレーズが作れない

単純に良い曲ができない

などなど、色々あると思います。

しかし、これらのことには必ず原因があり、克服方法がちゃんとあります。

ざっくりですが、それぞれ原因として以下の事が言えると思います。

  • 毎回同じような曲になってしまう 
    → メロディー(フレーズ)の引き出しが少ない、使える(知ってる)コード進行のバリエーションが少ない

  • 既存の曲にメロディーが似てしまう 
    → メロディー(フレーズ)の引き出しが少ない

  • スランプなのか、そもそもメロディーが思いつかない(浮かばない) 
    → メロディー(フレーズ)の引き出しが少ない、使える作曲方法が少ない

  • Aメロ、サビといった部分ごとには作れるが、一曲にまとめられない 
    → 構成力が身に付いていない

  • アレンジで各楽器のフレーズが作れない 
    → 各楽器の知識がない(または少ない)

  • 単純に良い曲ができない 
    → 余程の才能を持ってないかぎり、いきなり良いものは出来ない

赤字の原因を見ていくと、

メロディー(フレーズ)の引き出しが「少ない」or「ない」

使える(知ってる)コード進行のバリエーションが「少ない」

構成力が身に付いてい「ない」

各楽器の知識が「少ない」or「ない」

余程の才能を持ってないかぎり、いきなり良いものは出来ない「経験が少ない」or「経験がない」

「ない」「少ない」が根本的な理由であることがわかります。

■ 作曲が上達しない人のやるべき事

前述した「作曲が上達しない原因」から、「ない」「ある」にしていくことが必要だとわかりました。

でも、具体的にどういった行動(練習)をするべきなのか・・・?

以下の練習が効果的です。

  1. 既存曲をコピーして分析する
  2. 曲をたくさん、「意識して」聴く
  3. 音楽理論を勉強する
  4. やはり、たくさん作る

① 既存曲をコピーして分析する

上達法としてはこれが最強であり、一番の近道だと思います。(効果抜群)

やはり、「楽曲がどのように出来ているのか」を知らないことには、作りようがないですよね。

メロディーはどういう動きをしているのか・・・?

コード進行はどうなのか・・・?

リズム(ドラム、パーカッション等)はどうなっているのか・・・?

曲の構成はどうなっているのか・・・?(イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ 等)

曲中で使われている楽器は何なのか・・・?

キメはどこで使われているのか・・・?

ベースラインはどうなのか・・・?

転調はしているのか・・・?

などなど。

まずは自分の一番好きな曲を「一曲丸ごと」コピーしてみましょう。(DAWソフトに打ち込む)

一曲コピーするだけでも、上に挙げたもの(青枠内)の殆どがわかると思います。

慣れないうちはコピーするのも一苦労だと思いますが、

もし、耳コピが難しいようでしたら、市販の楽譜やバンドスコアを買ってコピーするのも良いでしょう。

今は、「楽器.me」、「U-フレット」のような便利なコード進行掲載サイトもあるのでそれを利用するのも手。

また、コピーするのと同時に、「なぜ自分がその曲を好き(良い)と感じるのか?」も探ってみて下さい。

この「既存曲をコピーして分析する」を繰り返していけば、曲の構造がわかってきます。

② 曲をたくさん、「意識して」聴く

前述の通り、曲をコピーして分析することが作曲の上達に最も有効ですが、「曲を聴く」という事でも一定の効果が得られます。

もちろん、娯楽としてただ聴いてたのでは、効果は期待できません。

「意識して」曲を聴くのです。

意識して多くの曲を聴き込むことにより、メロディー(フレーズ)の引き出しを増やすことが出来ます。

そもそも、作曲というのは、その人が今までの人生で「聴いてきた」「自分の中に取り入れてきた」メロディー(フレーズ)の断片(モチーフ)を頭の中で組み替えているだけなのです。
(※ 楽器などを使い、意図的に聴いた事のないメロを作ることは出来ますが)

その為、メロディー(フレーズ)の引き出しが少ない状態で作曲をしようとすると、やはり行き詰まりますし、既存曲に似てしまったりと作業自体が苦しいものになってしまいます。

「メロディー(フレーズ)の引き出しを増やす」ことはある意味、作曲の上達に最も欠かせないと言えるでしょう。

③ 音楽理論を勉強する

音楽理論を知らなくても作曲することは可能です。

現に、数々の名曲を世に送り出してきた、アーティスト、ミュージシャンでも理論に明るくない人は多くいます。

ですが、作曲をしていて「これは音楽的にあっているのかな?」と判断を迷う時が、必ずといっていいほど初心者には起こります。

そういう時ありますよね・・・?

そこで音楽理論を知っていれば、スムーズに答え合わせができ、迷う時間を減らす事ができるわけです。
「迷う→わからない→進まない→萎える→中断」(時間ばかり経ち、上達の妨げに)

音楽理論というのは、先人達が聴覚上「気持ちいい」「おかしくない」と感じるパターンを明文化したものです。

「音楽理論を知っていれば良い曲が作れるのか?」というと、決してそうではないですが、知っていて損はありません。

(※音楽を生業にしようと考えている方は必ず勉強しておきましょう)

ただ、理論を先行して頭に詰め込むよりかは、作曲しながら徐々に覚えていくことをオススメします。

勉強していく手段としては、「本」「YouTube」「ネットで検索」「スクールに通う」など色々あるので、自分にあったものを選んでみて下さい。

本で学ぶ場合はこのあたりがオススメです。

④ たくさん作る

作曲の上達には既存曲の「コピー分析」「聞き込み」をしつつ、やはり沢山作ることも大切です。

とにかく作らないことには前に進めません。

作り続けることで「制作スピード」や「曲のクオリティー」も上がってきます。

たとえ、今作った曲(作ってる曲)が納得いくものでなくても、色々な発見があったり次に繋がったりします。

そしてある時突然、自分の中で良いと思える曲が出来る。

これは、今までの積み重ねが実を結んだのであり、自分が納得いかなかった過去曲から学び、改善をしてきた結果です。

要は作った曲から何か1つでも得られれば良いのです。

その試行回数(作った数)が多ければ多いほど、精度は上がっていくので。

また、曲を人に聴いて貰うことも効果的。

初心者のうちは、「作業に没頭しすぎて曲に入り込んでしまう」ことがよくあり、そうなると、曲を自分で聴いても「何が良いか」わからなくなってしまいます。

そんな時は、曲を客観的に聴ける「新鮮な耳」を持った自分以外の人に聴いて貰い、率直な感想や意見を求めるのもありです。

自分では気づけなかった発見があるかもしれません。

■「聴く・分析・作る」を習慣にしよう (生活の一部に)

ここまで、「作曲が上達しない原因」と「上達方法」を解説してきましたが、どれも一朝一夕でどうにかなるものではありません。

「聴く・分析・作る」を習慣にし、地道に継続していくことが、ある意味一番の近道と言えるでしょう。

インプット(聴く・分析)なくしてアウトプット(作曲)はありません。

一日一曲で良いので、聴いて分析して下さい。

そして、ワンコーラスで良いので作って下さい。

そうすれば、半年後、一年後の曲のクオリティーは格段に上がっていると思います。