作家事務所やレコード会社にデモテープを送りたいのだけど、作り方や注意することはあるのかな?
このような疑問に答えます。
本記事の内容
- 作家事務所に送るデモテープの作り方
- 音源はもちろん、プロフィール作りも大事
- 送るもの一覧と確認事項
- 同時に複数の事務所に送ってみよう
■ 作家事務所に送るデモテープの作り方
曲数はジャンル違いのものを3~5曲が一般的
曲数は決まっていませんが、異なるジャンルで3~5曲が一般的です。
(※事務所によっては曲数指定がある場合もあります)
ジャンルのオススメとしては、AKBグループを想定したもの、ジャニーズ関連を想定したもの、アニソン系、バラード等が挙げられます。
送付するCDに書き出す際、自分の中で一番自信のある曲を1曲目に、次点の曲を最後に持ってくると良いでしょう。
やはり、1曲目は第一印象となりますし、そこが微妙ですと、最悪以後の曲を聴いて貰えずに終わる可能性もあります、、
デモ曲の制作は、「今自分ができること(技術)を全力で」
デモ曲の制作は、丁寧に、今自分が出来ることを全力で行いましょう。(メロディー、アレンジ、作詞、歌…)
メロディー
作曲家として活動していくにあたり、最も重点をおきましょう。
たとえ今後、コンペに参加出来るようになったとしても、肝心のメロディーを気に入って貰えないことには、中々採用を勝ち取る事は難しいです。
アレンジ
現在は、一昔前のコンペに比べて、デモ段階で求められるクオリティが上がっており、「弾き語り」や「メロディー、コード、リズムだけのラフなデモ」では採用は難しくなっています。
そのため、作家事務所に送るデモテープも一定のクオリティが必要です。
特に、実際のコンペでもそうですが、楽曲のつかみとなるイントロはとても重要です。あまり長いイントロは避けましょう。
ギターに関しても出来れば打ち込みではなく、生が良いでしょう。
尺は1コーラスまたは1ハーフで大丈夫です。フルサイズにしてもOKですが、コンペでは1コーラス、1ハーフで提出する場合が多いです。
作詞
作曲家のみとして活動していく場合にも、「シンセメロ」や「ラララ」ではなく、歌詞を入れましょう。ただ、意味が通じる範囲であれば、あまり突き詰めなくても良いと思います。(「凄く良い歌詞」でなくてもOK)
作詞家としても活動していきたい方は歌詞もしっかり書きましょう。
また、送る歌詞のテキストデータの誤字チェックも忘れずに。
歌モノは歌の印象が強く聴き手に残る
やはり、歌モノは歌の印象が強く聴き手に残ります。
せっかく曲が良くても、歌唱次第ではマイナスの印象となってしまいます。
自分で仮歌を歌う作家も多くいますが、歌に自信がないのであれば、専門の「仮歌シンガー」に依頼するのも手です。
数いる仮歌シンガーの中から、どの人にお願いするかはとても大事なので、公開しているデモ音源や実績から判断し、自分の納得のいく方にお願いしましょう。
仮歌依頼はココナラがおすすめです。
評価の高い「★5.0」の仮歌シンガーに依頼すればクオリティは間違いないです。
■ 音源はもちろん、プロフィール作りも大切
相手に自分のことがわかるように、プロフィールもしっかり作成しましょう。
特に用紙の指定はないので、A4の紙を1~2枚で良いと思います。
(※事務所によっては指定用紙がある場合があります。)
記入事項としては、
- 名前
- 生年月日
- 年齢
- 性別
- 住所
- 現在の職業
- 顔写真
- 音楽経歴(作曲歴、弾ける楽器、音楽学校に通っていた、やってきた音楽活動など)
- 使用機材(DAW、プラグイン、楽器、インターフェースなど)
- 連絡先(メールアドレス、電話番号)
- デモ曲の詳細(曲名、想定アーティスト、作詞者名、作曲者名、編曲者名)
- 自己PR
などが一般的です。
手書きよりはワード等で作成することをオススメします。
■ 送るもの一覧と確認事項
音源とプロフィールが作成できたら、送付する準備をしましょう。
・CD
→しっかり再生されるか、ラジカセやPCでテストしましょう
→CDに名前は書いてあるか
・プロフィール
→誤字脱字はないか
→写真は貼ってあるか
→連絡先は間違っていないか(※超重要)
・歌詞カード
→誤字脱字はないか
CDは割れないよう、クッション性のある入れ物に入れることをオススメします。
■ 同時に複数の事務所に送ってみよう
作曲家を募集している作家事務所、レコード会社は数多くあります。
デモテープ送付から、合否が出るまでの期間は様々です。
そのため、一件ずつ送っていたのでは時間も使ってしまうので、複数の事務所に同時に送るのが良いと思います。
もし、複数の事務所から連絡が来た場合は、自分で選択し、選ばなかった方には丁寧にお断りしましょう。